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ノエル曹長のお勧めこの一冊☆ベストセラーから掘り出し物まで☆ TOP  >  森博嗣

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銀河不動産の超越

銀河不動産の超越

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは森博嗣、銀河不動産の超越です。

本作は2008年に文芸春秋より発行された森博嗣の作品ですが、ミステリィ作家としての味、そしてスカイ・クロラシリーズで見せたSF作家としての味とはまた違った森博嗣を味わうことのできる非常に好きな作品です。

まあ、話の内容そのものはご都合主義とでも言うか、主人公、高橋が自身の勤める銀河不動産での仕事を通して出会う人間関係と、それに伴う自身の生活環境の変化を高橋の視点で描いたものとなるのですが、特技や才能のない高橋が、あるきっかけを経て、どんどん回りに流されていくわけですが、流され方が非常に羨ましいんですね。

詳しくは本作を読んでもらうとして、まず、不動産屋の従業員として、お客に勧めた非常に大きな家を、お客が買い取るために出した条件が「あなたがこの部屋に住むこと、私は大家」ということで、それまで住んでいた家賃5万円の安アパートと同じ家賃で20倍の大きさの家に住むことになるところから、どんどんと回りに流されていくことになるのですが・・・彼の周りに現れる人物と言うのが皆、個性的で良いキャラクターの持ち主ばかりなので、流されていっても悪い方向へと行くことが無いので、一冊丸ごと羨ましい話になってしまうのです。

しかし、高橋は孤独を苦に思わない、むしろ一人が好きといった人物なのですが、転居を機に彼の周りに人が集まってくる、ついには皆が自分の部屋に居ついてしまうという点は、高橋と同じく一人が好きな私には我慢ができないだろうな、と思う反面、1LDKの小さな賃貸マンションに住んで、物に押しつぶされるように暮らす私からすると、彼のように大きな部屋に住んでみたいなぁと憧れてしまいます。

著者の森博嗣自身が大学で建築を教える立場であることから、建築に関しての描写は非常にイメージしやすく描いてあることも、高橋の住む部屋の魅力を増しているのだと思いますが、やはり、一度はそんな大きな空間をもてあますような生活をして見たいものです。

ちなみに、羨ましい環境ですが厭味な感じが一切しないあたり、やはり森博嗣の文体の持つ力が超越しているということでしょうね。

銀河不動産の超越銀河不動産の超越
(2008/05)
森 博嗣

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[ 2011/02/22 22:31 ] 小説 | TB(1) | CM(0)

森博嗣 工作少年の日々

工作少年の日々

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは森博嗣工作少年の日々です。

本書はこれまでに紹介したスカイクロラシリーズの著者である森博嗣が「小説すばる」誌上で2002年より約1年半の期間で連載した彼の私生活が、膨大な創作意欲に満ち溢れた非常に羨ましいばかりのものであるかを私達に自慢するために書かれたエッセイです。

と書いてしまいたいくらいにやっぱり羨ましいのですが、そもそも彼の言葉を借りるとすれば「生れたときから、どんどん減っていくのが残り時間である。毎日二十四時間という持ち分は、世界中の人間が等しく同条件。これをどう活用するかは、現代においては、基本的に個人の自由である。国民の義務として、何時間は労働をしなければならない、とか、睡眠時間を何時間以上取らなければ保険の対象とならない、などといったルールは今のところ聴いたことがない」と言うわけで、彼の生活を羨んでいる間にも私の持ち時間は消費されていってしまうのだから、やっぱり私も好きなことをして生きていったほうが良い、と言うことになるのでしょう。

彼の作品を読んでいる方は、森博嗣という作家が大学の助教授としての活動の傍らで、ビジネスとして小説を書いていると公言している作家であることや、大変に多趣味であることをご存知だと思いますが、彼の作品に共通するルールや様々なこだわりを見る度に森博嗣という人は「遊びを最大に楽しむ為の技術」を身に着けているのだなぁと本当に感心してしまいます。

私も様々な趣味を楽しんでいますが、彼の作品に触れる度に「楽しみ方が甘い」自分を痛感してしまいます。


工作少年の日々 (集英社文庫 も 24-2)工作少年の日々 (集英社文庫 も 24-2)
(2008/01/18)
森 博嗣

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[ 2011/01/18 22:56 ] 一般書籍 エッセイ | TB(0) | CM(0)

SF スカイ・イクリプス

スカイ・イクリプス

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは森博嗣スカイ・イクリプスです。

本作は森博嗣の描いたスカイ・クロラシリーズを補完する、「ジャイロスコープ」「ナイン・ライブス」「ワニング・ムーン」「スピッツ・ファイア」「ハート・ドレイン」「アース・ボーン」「ドール・グローリィ」「スカイ・アッシュ」という八つの短篇によって構成された短篇集となっています。

それぞれの中身は、スカイ・クロラシリーズを読んでから体験していただく事をお勧めしますが、特に「スカイ・アッシュ」はこれまでにシリーズを読み進めていくうちに僅かずつ溜まっていった澱のような何かを払拭してくれる読後感の非常に良い作品となっております。

しかし、さすがは森博嗣という一流の作家の手にかかると、たとえ、スカイ・クロラシリーズを読んでいなかったとしても、個々の短篇が持つ独特の切なさが読んだ方の胸に強く残る作品となっているのではないでしょうか?

シリーズを通して登場してきた「フーコ」は本作にも何篇か登場するのですが、この様に涼しげで儚げな女性を描くことの出来る森博嗣、かっこいいなぁ。
[ 2010/12/26 21:10 ] 小説 SF小説 | TB(0) | CM(0)

SF クレイドゥ・ザ・スカイ

クレイドゥ・ザ・スカイ

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは森博嗣クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Skyです。

本作は本作はスカイ・クロラシリーズの五作目として、ある「キルドレ」の逃避行からパイロットへの復帰を描いてはいるが、これまでのシリーズの作品とは違い、主人公が「カンナミ」「クサナギ」「クリタ」というような明確な名前で呼ばれるのは、本作の最後になってからとなるため、一人称「僕」が誰であるのかを感じ取ろうとしながら読み進めていくため、本作はSFではなく、やはりミステリーとして分離すべき作品なのかもしれない。

そして、本作の印象もやはりこれまでのように、非常に薄い空気の中をゆっくり進んでいくといった感じであるわけだが、「僕」が誰であるかが語られた後も、この一言によって「僕」は本当にその語られた誰かなのか?と言う新しい謎を植えつけて終わってしまう、やはり単純にはいかない森博嗣節が発揮された作品となっています。

その一言とは・・・
[ 2010/12/26 00:07 ] 小説 SF小説 | TB(0) | CM(0)

SF フラッタ・リンツ・ライフ

フラッタ・リンツ・ライフ

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは森博嗣フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Lifeです。

本作はスカイ・クロラシリーズの第四作として「クリタ」の一人称でストーリーが展開されていく、今まで登場したシリーズの主人公達「カンナミ」「クサナギ」と比べて彼は幾分か他者と交流する場面が多く描かれているが、特に「フーコ」との会話は何気ない中にも非常に繊細なバランスを感じる美しいシーンだと思う。

ベッドの上で、自分の上に乗ったフーコの重さを感じながら、
[ 2010/12/24 22:20 ] 小説 SF小説 | TB(0) | CM(0)
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ノエル・ギャラード

Author:ノエル・ギャラード
197X年生まれ

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