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センゴク外伝 桶狭間戦記 1巻

桶狭間戦記1

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのはセンゴク外伝桶狭間戦記(1) (KCデラックス)です。

本作は講談社ヤングマガジン誌上に連載中である宮下英樹の「センゴク」外伝として、戦国時代だけでなく、日本史史上最も有名な奇襲戦と言われる桶狭間を織田家、今川家双方の視点から描いた作品です。

「センゴク」本編では圧倒的な存在感を示し、天下統一への覇道を突き進む織田信長も、この桶狭間戦記においてはまだ悪朗(わろ)と称する子供であり、この一巻には僅か数コマのみの登場となります。織田方の主人公は織田信長の父である「織田弾正忠信秀」であり、今川方は若き今川義元とその軍師である、大原雪斎が務めることとなるのですが、彼らが非常にかっこいいんです。

元々、ヤングマガジンに連載されている「センゴク」本編も登場人物の存在感が半端ではなく、特に、主人公が初めて会ったときの織田信長の威圧感や、青年期の徳川家康、その他、武田方の数々の武将達などはもちろんのこと、他の作品では猿顔の小男として描かれることの多い羽柴秀吉ですら、非常に骨のある魅力的な人物として描かれています。
この桶狭間戦記においてもそれは例外ではなく、織田弾正忠信秀は織田家を守護代家老職から守護大名へと飛躍させる礎を築いたた大人物として、また今川家の軍師である大原雪斎はかつては僧でありながらも、今川義元と共に戦国の乱世を生きる決意を抱いた一流の武将として、そしてなんと言っても今川義元の描写が素晴らしいんですよ。

羽柴秀吉のことを少し書きましたが、秀吉が猿として描かれることが多いのと同じように、今川義元も戦国武将
と言うよりはどちらかというと「麻呂系」の人物として、数万の軍勢を率いながら、織田信長の1000人程度の寡兵に敗れた無能な大名として描かれることが多かったような気がします。

しかし、この桶狭間戦記においては、「今川仮名目録追加」を記し、守護不入権を否定することで名実共に戦国大名として天下を狙う器を持った人物として描かれるのですが、そもそも、無能な人物が戦国期に数万の軍勢を率いて行軍することなど不可能なわけですから、宮下英樹の解釈によって描かれる今川義元は桶狭間の戦という終点を知る現在の私の目にも非常に素晴らしい人物であることが十二分に伝わってきます。

歴史小説や時代劇が好きな方はもちろん、そういった歴史ものは苦手、と言う方であっても、この桶狭間戦記という作品は、これまでの古臭い印象を吹き飛ばすことができる、そんなお勧めの作品です。


センゴク外伝桶狭間戦記(1) (KCデラックス)センゴク外伝桶狭間戦記(1) (KCデラックス)
(2008/02/06)
宮下 英樹

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197X年生まれ

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