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ノエル曹長のお勧めこの一冊☆ベストセラーから掘り出し物まで☆ TOP  >  SFコミック

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機動戦士ガンダム ジオンの再興

ジオンの再興

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは近藤和久機動戦士ガンダム ジオンの再興です。

本書は機動戦士ガンダムでの宇宙世紀正史において、TVアニメでは放映されていないアクシズの総帥ハマーン・カーンの死後~逆襲のシャアへのミッシングリンクを繋ぐ立ち位置で製作された作品であり、1988年のニュータイプ100%コミック版と2010年発行の角川コミックエース版が存在しています。

ガンダムのコミカライズや模型の世界では「近藤版ガンダム」というジャンルを築いている、近藤和久のセンスが本作でも遺憾なく発揮されており、その独特の筆致によってアニメでの描写とは異なる、劇画調でミリタリー風味の強い作風で描かれたガンダム世界は、現実とフィクションの垣根を下げて、作品に対して現実の戦記物を読んでいるかのようなリアリティーを感じさせてくれるものに仕上がっています。

本作は題名どおり、ジオン軍の立場から描かれており、逆襲のシャアでの隕石落としに備えて地上のジオン軍が宇宙へと脱出する撤退戦を描いていますが、ジオン軍のパイロット達の存在感が際立っていますね。

特に私が好きなのは通常指揮官用サザビーを駆るクルツ大尉とニュータイプ用MAであるG-3のパイロット「シリウスの魔女」マイヤーの2名ですが、共にジオンのエースパイロットとして物量に勝る連邦軍のモビルスーツ部隊に対抗する姿には非常にしびれてしまいます。

また、さすがに「近藤版ガンダム」というジャンルを確立した近藤和久の描くモビルスーツのフォルムも魅力的で、彼の独特の解釈によるサザビーやギラドーガ等は、かつてドイツ軍が使用したティーガー戦車のようにどこかアナログな雰囲気を漂わせており、フィクションでありながらも非常に重厚で現実的な雰囲気のある機体に仕上がっており、発表当時にジオラマ作例のモデルとして本書の名場面が多数使用されたのも納得です。

現在入手が困難になったニュータイプ100%コミック版に変わって出版された角川コミックエースの新装版では巻末に近藤和久のインタビューも掲載されており、既にニュータイプ100%コミック版をもっている方にも新装版を手に取っていただくことをお勧めします。

ミリタリー好きのガンダマーには本当にお勧めの一冊です。


機動戦士ガンダム ジオンの再興 (角川コミックス・エース 17-6)機動戦士ガンダム ジオンの再興 (角川コミックス・エース 17-6)
(2010/04/03)
近藤 和久

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SF 風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは宮崎駿風の谷のナウシカです。

本作は今更私が紹介するまでもなく、宮崎駿が生み出した、この先も永遠に残すべき名作であることは、映画を見た方は誰もが感じることかと思っています。
ただ、実際には「映画は見たけど、原作は読んだことが無い」という方も意外に多いので、そういう方は是非、原作にも触れていただければ、この「風の谷のナウシカ」という作品の持っている魅力をより深く感じることが出来るでしょう。
本作のストーリーや世界観については変な先入観を持たずに、実際に皆さんの目で見ていただくとして、今夜は、本作の登場人物の何人かにスポットを当ててみたいと思います。

この作品の登場人物には、非常に魅力的な人物が多いので、皆さんにもお気に入りのキャラクターがいると思いますが、私は誰が一番好きか?と考えると、非常に悩むのですが男性としては「ユパ・ミラルダ」女性では「クシャナ」の二人となりますね。一番好きか?となると・・・うーん、やはり、それだけ登場人物の一人一人が個性を持っているために、正直難しいですね。

「ユパ・ミラルダ」について紹介するならば、文明の退行したナウシカの世界においても、腐海一の剣士、という評価がトルメキア王国や土鬼諸侯国において広く伝わっていることが彼の凄さを表しているのですが、彼は世界の謎を解く為の旅に人生を費やしており、その答えがナウシカの中に有ったことを知ると、クシャナを助けてその人生の幕を閉じます。
彼の旅の目的や生き方について魅力を感じてしまうのは、やはり自分の生き方が時間の浪費で有り、妥協の積み重ねであることから、自分には無い魅力を持った人物だからだと思います。

「クシャナ」についてはトルメキア王国の皇女として、先代の王の血を引く唯一の生き残りであることから、自ら育てた精鋭部隊を奪われ、辺境の地を寄せ集めの軍を率いて進む「トルメキアの白い魔女」と呼ばれる非常な女将軍としての姿や、死んでいく部下を腕に抱く姿、など、その全てが美しい、まさに私の理想の女性です。

やはり、自分のような俗物は崇高な存在に憧れてしまうのですが、こういった人物以外にも、「クロトワ」や「ナムリス」などの存在も非常に光っているため、やはり映画だけではなく、原作での彼らの活躍を多くの人に味わってもらいたいですね。

ちなみに、原作は「ワイド版」全7巻「豪華装丁版」上・下巻がそれぞれ出版されていますが、読みやすい「ワイド版」と後世に残すべき「豪華装丁版」を共に手に入れるのは、漫画読みとしてはデフォルトだと思っています、物欲にまみれる辺りがどうしたって俗物だとは分かっているのですが、止められないですね・・・



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Author:ノエル・ギャラード
197X年生まれ

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