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ノエル曹長のお勧めこの一冊☆ベストセラーから掘り出し物まで☆ TOP  >  一般書籍

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クルマはかくして作られる

クルマはかくして作られる

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは福野礼一郎、クルマはかくして作られる(別冊CG)です。

本書は、自動車評論家である、福野礼一郎氏が「CAR GRAPHIC」誌上で1998年10月号~2000年10月号にかけて連載した「福野礼一郎のモノ作りの現場 クルマはかくして作られる」を一冊にまとめ二玄社によって発行された、メカフェチ・自動車フェチにはたまらない一冊となっています。

本書の中ではセンチュリーを生産する関東自動車工業株式会社に始まり、様々な自動車部品メーカーを訪問、徹底取材し、我々のような一般人が目にする機会のあまり無い自動車部品、及び、自動車の生産の現場を伝えてくれるのですが、そこはさすが福野礼一郎、というように自動車そのものと、その生産に携わる日本の自動車産業に対して、非常に細かく、鋭く捉えていますので、読み終えたあとは自分がいっぱしの自動車産業オタクになってしまったかのような充実感を得ることができます。

特に私が興味深く読んだのは「製鉄所」の頁ですが、新日本製鐵株式会社の名古屋製鐵所を取材した、著者の言葉を借りると
「クルマが真に必要としているのは偽りの甘い囁きなんかより強度と延性と靭性と硬度、最適引張り強度と最適弾性係数だ。必要なのは鉄である。もちろんクルマは昔から鉄で作られてきたが、物理の道理は今後も安く強くしなやかで高性能な機械構造体とは鉄で作られていなければならないと明確に諭している」
そうなのですが、本書が発行された2000年から10年が過ぎ、自動車のボディにはアウディの得意とするアルミスペースフレーム構造や、マクラーレンから発売されるMP-4 12CのようにCFRP(カーボンファイバー)を用いてモノコックを作成していくといった新技術がどんどん進出しているのも事実です。

まあ、それらの新素材、新技術が大衆車の世界におりてくるのは何世代もあとの話だと思いますし、なんと言っても鉄は産業のコメと言われるほどの工業国の命でありながら、日本にいると素晴らしい鉄が当たり前に使われているので感謝の気持ちを忘れてしまいそうですが、いまだに世界の最先端をひた走る日本の製鐵技術を生み出した先人の努力と、その結果生れてくる高品質な鉄によって支えられている日本の工業製品にもっと誇りを持っていきたいものです。


クルマはかくして作られる―いかにして自動車の部品は設計され生産されているのか (別冊CG)クルマはかくして作られる―いかにして自動車の部品は設計され生産されているのか (別冊CG)
(2001/04)
福野 礼一郎

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[ 2011/02/28 19:35 ] 一般書籍 専門書 | TB(1) | CM(0)

類語大辞典

類語大辞典

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは講談社発行、類語大辞典 大活字版です。

本書は2002年に講談社によって発行された、ある一つの言葉と、それに似た意味を持った他の言葉の検索を容易にするための「類語辞典」と語句の一つ一つの意味を詳細に説明した「国語辞典」のもつ性質を併せ持たせ、新たな日本語辞典のスタンダードを生み出すべく、現代の日本語を、「意味」によって100のカテゴリーに分類し、さらに詳細な小分類を網羅した、文章を書く上で非常に力強い助けとなる一冊となっています。

私もこういった書評ブログを書くにあたって、少しでも自分の言葉で伝えたいと思う反面、自分のボキャブラリーの貧しさのあまり、適切な表現が出来ているか?と心配になることもあるのですが、「どうもこの表現は違うな?」などと感じたときなどは、いよいよ本書の出番となる訳です。

例えば、「つくる」といった意味の言葉を使う場合に、つくる以外にもっとふさわしい言葉がありそうだな、と感じたら、分類68のつくる、できるの欄を見てみると、作る、拵える、仕立てる・・・と様々な言葉の中から、そのシーンにふさわしい言葉を見つけることができます。
単なる類語辞典と違う点は、それらの似た意味を持つ言葉の意味が一つ一つ詳細に解説されていますので、「ちょっとかっこいい言葉を使ってみるか」と調子に乗ってみたものの、用法が間違っていて恥をかく、という可能性を減らすことができる点です。

これなら、仕事のメールなどで、先方に対して恥ずかしいメールを送ってしまうこともありませんし、また、可愛いあの子に送るメールでも、「愛しい君はキュートでプリティーな可憐な一輪のバラの花、そんな君に僕はぞっこんでめろめろ」なんて怪しいメールも作れますね。

まあ、使い方はお任せしますが、ボキャブラリーを豊かにしたいと思っている方にはお勧めの一冊です。

類語大辞典 大活字版類語大辞典 大活字版
(2004/02/11)
不明

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似た意味を持った違う言葉を捜すのに大変便利です。





[ 2011/02/21 23:47 ] 一般書籍 専門書 | TB(0) | CM(0)

着物と日本の色

着物と日本の色

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは弓岡 勝美著、着物と日本の色です。

本書は2005年にピエ・ブックスより発行された、「日本特集の色」を着物や帯によって表現さてや色によって分類する「色見本」的な一冊です。

私は男ですので、着物を着る機会があるわけではないのですが、やはり成人式や、結婚式などで女性が着物を着ているのを見かけると「美しい」と感じてしまいます。もちろん着ている女性自身の美しさもあるのでしょうが、着物というのは、その着物を構成している反物そのものが非常に手がかけられた工芸品であり、その製造工程は非常に多くの職人による伝統の技法によって繋がっていますので、一時的な流行とは無縁の美しさを感じるのでしょう。

とくに、着物の色となると、単に「赤」や「青」と呼んでもよいものか分からないほどの多彩な色があり、その色を何と呼んだらよいのか?ということが本書を読むことで、そんな色の呼び方もあるんだなぁ、と感心してしまいます。

特に表紙の着物のような、赤色についての説明を引用します。

太陽によって一日が明ける(アケル)。そのアケルという言葉が「赤=アカ」になったとされる。太陽の恵みである「陽」、暗闇の中でも生活に光を与え安らぎをもたらす「火」、体の中を流れる生命の根源でもある「血」。これら赤色のものはすべて生きていくための根源をなすものである。そのために人間にとって赤色は神聖な色と言える。


とされる赤色だけでも、猩猩緋(しょうじょうひ)朱色(しゅいろ)緋色(ひいろ)真朱(しんしゅ)柿色(かきいろ)韓紅花(からくれない)蘇芳色(すおういろ)赤紅色(あかべにいろ)と本書で解説してある色だけで8種類も存在しており、それらの色の持っている意味合いや、どのような顔料、染料から作られる色なのかを見ているだけで、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

もともとは時代小説に出てくる着物の色のイメージをもっと直感的に感じたいと思って手に取ったのですが、着物の美しい色と柄を見ていると、自分の趣味である写真の撮影の際の色の組み合わせにも使えそうだな、と一冊持っていると非常に便利な色見本帳になるのではないでしょうか?着物が好きな方、そうではないけど、デザイン、特に色の組み合わせについて興味のある方は是非一度手にとって見てください。



着物と日本の色着物と日本の色
(2005/07/31)
弓岡 勝美

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[ 2011/02/21 22:20 ] 一般書籍 専門書 | TB(0) | CM(0)

図解 日本刀事典―刀・拵から刀工・名刀まで刀剣用語徹底網羅!!

日本刀事典

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは図解 日本刀事典です。

本書は学研から発行されている歴史群像シリーズの編集部により編纂された日本刀にまつわる用語を詳細に解説した用語辞典となっており、単なる刀剣の解説書や図鑑と異なる点としては、索引による検索によって、日本刀に関する用語を検索することが出来るため、時代小説などで日本刀の描写が出てきたときによく分からない用語やイメージしづらい用語、また、刀匠の名前などが登場した際に本書が手元にあれば一発で満足のいく答えを見つけることが可能な優れものです。

そもそも日本刀の世界というのは非常に奥が深く、また間口も狭いために時代小説や歴史小説が好きな方であっても実物を手にすることはあまり無いのではないかと思います。

幸いにも私は父方の先祖が刀匠であったことや、叔父が収集している刀剣類を実際に手に取り、間近に見ることの出来る環境が身近にありました。

そのため、時代小説などを読んでいて、日本刀の重さについて語った場面や、その切れ味の描写などが登場したときなど「鉈の重さに剃刀の切れ味」といった日本刀の特徴をイメージすることが出来、その刀身の美しさや拵えの緻密さなどについても自分の目で確かめる事も出来ます。

しかし、いかんせん刀剣の用語となると、古刀や新刀、新々刀、さらには刀匠の名前や業物位列など、頭の中に収めておくにはあまりにも膨大な情報と様式ですので、こういった本が必要となるのもうなづけます。
また、日本刀に由来する慣用句など、日本刀好きにとっては刀剣について隅から隅まで解説している本書は必携の一冊と言えるでしょう。

ちなみに私が好きな日本刀は国宝の「大般若長光」です、長船派の長光により造られ、足利将軍-三好長慶-織田信長の手を経て徳川家へと贈られた鎌倉時代の名作ですが、当時600貫の高値がついたことにちなんで、大般若経600巻にかけて付けられたその名に恥じない非常に美しい刀ですね。




図解 日本刀事典―刀・拵から刀工・名刀まで刀剣用語徹底網羅!!図解 日本刀事典―刀・拵から刀工・名刀まで刀剣用語徹底網羅!!
(2006/12)
銀座長州屋

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[ 2011/02/18 23:01 ] 一般書籍 専門書 | TB(0) | CM(0)

NSX The 20h Anniversary NSX 20周年

NSX20周年

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのはCARTOP MOOK、NSX20周年。―The 20th Anniversaryです。

NSXと言えば1990年にホンダが販売を開始した市販車では世界初のオールアルミモノコックによるボディに、排気量3LのV6DOHC VTECエンジンをミッドシップに横置きに搭載したスーパーカーですが、本書はそのNSXの発売から20周年を記念して、2011年1月に交通タイムス社より発行された、NSXファン必携の一冊です。

NSXの発表当時のホンダと言えば、F1においてマクラーレンやウィリアムスなどの名門チームがこぞってホンダのエンジンを採用し、ホンダエンジンの搭載=F1での勝利、という方程式が成り立つほどに勢いがありましたので、そのホンダが総力を挙げて開発したこのNSXが発表されたときには、まあ、当時はオールアルミモノコックのボディや、V6DOHC VTECといった当時のホンダの技術的な凄みについてを考察することは出来ませんでしたが、国産スポーツカーのもう一つの頂点といえる日産スカイラインGT-Rとはまた違った、フェラーリのスタイリングに通じるような低く幅広いシルエットを持ったこの車に対して、単純にかっこいい!と子供ながらに感激したのを今もはっきりと覚えています。

本書のなかではそのNSXの開発に携わった関係者達による裏話や、黒沢元治、中嶋悟、土屋圭一、鈴木亜久里などの日本を代表する名ドライバー達によるNSXの解説など、非常に濃い内容の一冊となっています。

特にNSXの開発テストドライバーであった黒沢元治は市販車開発の聖地、ドイツのニュルブルクリンクにて、2002年にNSX-Rによって8分を切る当時のポルシェGT3のタイムを上回る、7:56:733というタイムを叩き出しており、その当時の状況についても本書で余すことなく語ってくれています。

NSXの登場によってフェラーリやポルシェが次々に世代交代し、世界を本気にさせたとまで言われた名車ですが、2005年の生産終了によって、現在のホンダはNSXもS2000も無く、「ミニバンメーカー」とまで言われる始末です。

レクサスLFAや日産GT-Rのように、ホンダにもホンダスピリッツの体現としてNSXの存在は欠くことのできないものだと思っていますが、ここへ来てNSX後継車の開発再開の噂も出始めています、景気の悪い話ばかりの日本ですが、世界に誇れるスーパーカーが再び登場するその日まで、本書でNSXの勇姿を眺めて待つとしましょうか。



NSX20周年。―The 20th Anniversary (CARTOP MOOK)NSX20周年。―The 20th Anniversary (CARTOP MOOK)
(2010/12/22)
不明

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関連記事
NSX Time Atack in Nurburgring
ホンダNSX  CM



[ 2011/02/17 23:07 ] 一般書籍 専門書 | TB(0) | CM(0)

フューチャー・イズ・ワイルド FUTUREisWILD

フューチャー・イズ・ワイルド

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのはドゥーガル・ディクソン、ジョン・アダムス著 松井孝典(東京大学大学院教授)監修フューチャー・イズ・ワイルドです。

本書は2004年にダイヤモンド社より発行され、DVDや、「世界まるみえ!テレビ特捜部」でも何度か紹介されていましたのでご覧になった方も多いのではないかと思いますが、著者の一人、ドゥーガル・ディクソンは本書のほかにもアフターマンや、マンアフターマンといった現代の人類以降の世界を題材にした作品を多く手がけていますが、本書は今から500万年~2億年後の地球が舞台となっています。

本書には人類は登場せず、既に人類が滅びたあとの世界となっておりますが、人類を滅ぼした要因として氷河期の到来によるものとされています。

二酸化炭素排出の影響によるとされる地球温暖化や映画デイ・アフター・トゥモローのような全球凍結が見られる程の寒波を世界的に発生させる、氷河期の到来など、「いったいどっちなんだ?」というような様々な予測がある中で、仮に氷河期になったらどうなってしまうのか、本当に人類は滅んでしまうのか?といきなり人類の未来に危惧してしまう訳ですが、仮に人類が滅亡したとして、生き残っている生物はやはり長い時間をかけて今の姿とは大きく変わっていくのだろう、ということは私にも想像が出来ます。

ただ、ドゥーガル・ディクソンの他の著書においてもそうなのですが、彼の作品に登場する様々な生物は、どちらかと言えばインパクト重視な性格が強すぎるように思えるわけですが、たとえば、恐竜の時代から生きているようなサメやワニのように、数億年前から現在もほぼ同じ姿を保っている生物もいますし、その他の爬虫類にしても、どこと無く恐竜の面影があるわけで、現状の生物の姿が、これから先の500万年~2億年で大きく変わるとしたら、それこそ想像も出来ないような大きな環境の変化がきっかけとなるのでしょう。

しかし、サメと言えば本書においても、その評価は絶大なようで、2億年後の世界においても海の覇者として環境に適応している姿が描かれていますが、やはり、4億年前に完成された生物はポッと出の人類とは歴史が違いますね。

まあ私個人としては、この後人類が滅亡してしまうとしたら、大規模な核戦争のような人為的な何かか、巨大隕石の衝突のようなあからさまに無理目な災害以外の、氷河期や温暖化のような気候の変化のようなものであれば何とか乗り越えていけるんじゃないか?と思ってしまいますが、楽観的に過ぎますかね?しかし、実際にこのところの20年間でのテクノロジーの進歩のスピードをみると(ファミコン→PS3とか、HDDの容量1ギガ○万円~の時代から2テラで6000円見たいな感じですが・・・)人類の英知も捨てたもんじゃないと思いたいですね。


関連記事(カラパイア)
いよいよ完結!動画でわかる500万年後の人類の姿を描いた「マンアフターマンの世界」





フューチャー・イズ・ワイルドフューチャー・イズ・ワイルド
(2004/01/08)
ドゥーガル・ディクソン、ジョン・アダムス 他

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[ 2011/02/16 23:25 ] 一般書籍 自然科学 | TB(0) | CM(0)

極上中古車を作る方法

極上中古車を作る方法

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは福野礼一郎、極上中古車を作る方法 (別冊CG)です。

本書は、「CAR GRAPHIC」誌上で2003年8月号から2004年5月号にかけて連載された企画に、加筆、修正を加えて2004年に二元社より発行された著者、福野礼一郎の550時間に及ぶDIYレストアの完全記録となっていますが、第一章で中古のロールスロイスを購入し、第十二章で試乗するまでの前編を通して、著者の自動車に関する膨大な雑学、知識、そして偏執的な自動車に対する愛情を、福野節とも言える辛辣かつユーモア溢れる口調で語った、単なるレストア記録を超えた自動車文化の啓蒙書ともいえるような作品となっています。

まず、表紙の写真のように、1台のロールスロイスを、その内装をドアの内張りにいたるまで徹底的に分解し、外装や機関部おいても同様の執念深さで徹底的にバラした上で、新車の状態では本来どう有るべきか?といった基本に忠実に、本当に見事なレストアを見せてくれるのですが、やはり、この福野礼一郎という人物は第一級の変態といっても差し支えの無い人物なのではないでしょうか?

著者の他の著作を読んでも一貫して感じるのはその仕事に対する妥協の無さ(本人に言わせればそれでも妥協はあるのかもしれませんが)自動車評論家という枠を超えたプロフェッショナルな姿勢を感じずにはいられません。

本書にしてもそうですが、自動車修理や販売を生業としているわけではない著者の、確かなレストアの腕と、様々な人脈を持って、バラバラに分解されたロールスロイスの部品の一つ一つが輝きを取り戻していく過程は読んでいて非常に爽快な感じすらしますし、端々に登場する、ロールスロイスにまつわる薀蓄や、レストア手法についての解説も、著者が自動車を評論するうえで、自動車メーカーに対するセールストークではなく、本当に自分の感性で評論している数少ない評論家であると私に信じさせるには十分に自動車文化に対する愛情を感じさせてくれます。

特に面白いと感じるのはロールスロイスの灰皿の補修について2ページを割いていて
「灰皿やその周辺が汚いクルマはたいていクルマの程度も悪い」
と灰皿のめっきの錆落しの為にショットブラスト業者へ依頼したりと、本当に細部に至るまで、徹底的としか言いようの無い仕事を見せてくれます。

中古車販売業者などが、仕入れた車に対して皆これくらいの処理をしていたら間違いなく倒産してしまうと思えるそれらの工程は、著者の言葉を借りるなら、やはり極上の中古車は自分で作るしかない。ということになるのでしょうが、私には絶対に無理です。

自動車が好きでレストアや修理に興味のあるかた、自分の愛車を一生乗り続けるために一度は徹底的に直してみたいなんて思っている方にはぜひとも読んでいただきたい一冊です。


極上中古車を作る方法 (別冊CG)極上中古車を作る方法 (別冊CG)
(2004/06)
福野 礼一郎

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[ 2011/02/14 20:31 ] 一般書籍 | TB(0) | CM(0)

スモールプラネット

スモールプラネット

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのは本城 直季の写真集small planetです。

この写真集は2006年にリトルモアから発行され、2006年度の第32回、木村伊兵衛写真賞を受賞した本城 直季の第一作目となる写真集です。
いまはiPhoneのアプリなどでも一般的に広まった感のある「ミニチュア風」の風景写真ですが、当時、初めて本城 直季の作品を目にしたときには
「リアルなジオラマだな」
と、それが本物の風景ではなく、ミニチュアの模型によるジオラマを撮影したものだと勘違いして、その精巧なジオラマは誰が製作したものだろうかと、全く当て外れの検索をしてしまったことを思い出します。

このsmall planetに収められた68点の写真を眺めるたびに、「ウォーリーを探せ」の実写版ってこんな感じだろうなと思っていたり、ミニチュアとなった人物を俯瞰で眺めていますが、彼らの一人一人はしっかり生きていて、そこでは何かが起こっているのだと思うと、本城 直季のセンスと技術の素晴らしさを十分に感じることの出来る一冊だと思います。

本城 直季によって「ミニチュア風」写真の撮影方法が一般に広まった後は、まず一眼レフで写真を撮っているような写真好きがCanon TS-E24mm F3.5L IIのようなチルト・シフトレンズによる撮影が一気に広まって、今ではコンパクトカメラや、携帯電話のカメラでも「ミニチュア風」を撮ることが出来るようになったことを考えると、small planetという写真集は大変な影響力をもった写真集だといえるのではないでしょうか?

しかし、収められた写真のどれもが、構図や色合いなどを含めて、ミニチュア感の面白さ以外にも一つの作品として非常に面白い写真になっているあたりは写真家、本城 直季の実力発揮というところでしょう、本書を手に取ったことの無い方は、是非一度、本物の「ミニチュア風」作品の数々をご覧になってみてください、お勧めです。


small planetsmall planet
(2006/04/08)
本城 直季

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[ 2011/02/13 16:46 ] 一般書籍 写真集 | TB(0) | CM(0)

FULL MOON

FULL MOON

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのはマイケル ライトの写真集フル・ムーンです。

写真が趣味で、自分でもいろいろと写真を撮っていますが、私が生きている間に絶対に自分で行くことの出来ない場所の写真は、こういった写真集でしか見ることは出来ません。
ご覧になっていただければすぐに分かるのですが、本書、FULL MOONは月と地球の写真です。

といってしまってはなんの面白みも無いのですが、この写真を撮影したのは、著者であるマイケル ライトでも無ければ、他の様々な写真家でもなく、1967年のアポロ1号から、1972年のアポロ17号までのアポロ計画によって宇宙空間へと飛び立ち、また月面へと着陸した宇宙飛行士達であり、本書に掲載された写真は全て、彼らの手によって撮影された、正真正銘のアポロ計画の記録映像となっています。

NASAによって厳重に管理されているオリジナル写真の点数は実に3万2000点に及び、それらの中から129点の写真を選び、まとめたものが本書となるわけですが、その写真には地球上のどんな場所とも違う世界が写し出されていて(まあ地球上ではないので当たり前ですが)思わず魅入ってしまいました。

また、月面はごつごつした岩と砂の世界であり、背後は宇宙空間となっていますので、一見するとモノクロ写真集のように見えますが、本書の写真をよく見ていくとモノクロのようであってもまぎれも無くカラー写真であることが分かるのですがそういった部分もこの写真集が、地球とは異質な空間で撮影されたものであることを語ってくれます。

私が本書の写真の中で一番好きな写真は、真っ暗な宇宙空間に浮かぶ地球の写真ですが、これだけ広大な宇宙の中で青い地球の美しさが際立っている素晴らしい写真だと思います、宇宙空間からみた地球は
「ここからあそこまでは昼で、あそこから先は夜なんだな」
といったことや
「あそこに人間は住んでいるんだな」
と感傷的になってしまいますが、そういった地球を実際に月面から自分の目で眺めていた宇宙飛行士達はどんな気持ちだったのでしょうか?

ハッセルブラッドのカメラで撮られた美しい写真を是非、自分の手にとって眺めてみてください。

フル・ムーンフル・ムーン
(2002/06)
マイケル ライト

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[ 2011/02/12 23:58 ] 一般書籍 写真集 | TB(0) | CM(0)

スカー・ティッシュ アンソニーキーディス自伝

scartissue

こんばんは、ノエル・ギャラードです。

今夜紹介するのはスカー・ティッシュ―アンソニー・キーディス自伝です。

アンソニー・キーディスと言えば世界最強バンドとも言われる、レッド・ホット・チリペッパーズのボーカルとして、またその作品のほとんどの作詞を手がけるソングライターとして絶大な存在感を示していますが、本書は彼の生い立ちを彼自身の語りによって本当に赤裸々に綴った、アンソニー・キーディスというミュージシャンにについて深く知るためには必須アイテムともいえる自伝となっています。

レッド・ホット・チリペッパーズというバンドは、メンバーの死や脱退によって、その誕生以降、何度かメンバーが入れ替わっていますが、アンソニー・キーディスと、ベーシストのフリーの二人はオリジナルメンバーとして常に中心にいるわけですが、正直なところ、アンソニーとフリーのどちらが欠けることになってもレッド・ホット・チリペッパーズは成立しないといえます。

個人的には、ドラムのチャドと前ギタリストのジョン・フルシアンテを加えた4人の状態こそ最高のレッド・ホット・チリペッパーズだと思っていたのですが、残念ながらジョン・フルシアンテが自身の音楽を追求したい、という前向きな理由で脱退し、現在のギターはジョシュ・クリングホッファーが勤めていますので、今後のレッド・ホット・チリペッパーズの音楽性がどういった変化を見せていくのかという点にも注目しています。

しかし、このアンソニーですが、個性的なレッチリのメンバーを束ねているだけのことはあって、大変むちゃくちゃな人生を歩んでいるのですが、実の父親はドラッグのディーラーで、アンソニー自身も若くしてドラッグにはまっていたり、初体験の相手も父親のガールフレンドだったりと、本書において、惜しげもなく自分をさらけ出しているのですが、私がこのアンソニー・キーディスというミュージシャンを本当の意味で好きになったのは、7枚目のアルバム「カリフォルニケイション」の中の一曲でアルバムのタイトルにもなっている「カリフォルニケイション」において「Cobain can you hear the spehere(コバーン、星の音が聞こえるかい?)」と亡くなったNIRVANAのカート・コバーンに捧げるフレーズを歌っているという事実に気が付いたからです。

NIRVANAもレッチリも非常に素晴らしいバンドですので、元々どちらも聞いてはいたのですが、初期のレッド・ホット・チリペッパーズがどちらかというとメロディーで聞かせるというよりはファンキーなノリを得意とするバンドでしたので、それほどのめり込むことは無かったのですが、ジョン・フルシアンテのギターにアンソニーの甘いボーカルでカートの事を歌う「カリフォルニケイション」を聞いて一気に好きになってしまったのです。

そういったバンドの変遷や、様々な歌詞にこもっている思いも、アンソニー・キーディスという繊細な人物を知るほどに強く感じ取ることが出来るような気がします。

レッド・ホット・チリペッパーズを好きな方には是非読んでもらいたいお勧めの一冊です。





スカー・ティッシュ―アンソニー・キーディス自伝スカー・ティッシュ―アンソニー・キーディス自伝
(2006/12/01)
アンソニー キーディス; ラリー スローマン

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[ 2011/02/09 21:32 ] 一般書籍 音楽 | TB(0) | CM(0)
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Author:ノエル・ギャラード
197X年生まれ

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